発語がない場合

小学1年生のM君は、全くお話ができませんでした。声は出ます。感情表現もあります。言われている事は理解しています。
でも、しゃべらないのです。
口の中の異常を疑い口腔外科で診てもらったり、聴覚に異常があるのかもしれないと耳鼻科で診てもらったりしましたが、いずれも正常でした。
M君をよく観察してみると、話す必要性を感じていない様子が見られました。そこで、M君が欲している物の単語を教える事からスタート。次に"欲しい=ちょうだい"という言葉も。
ある日の運動後、たくさん汗をかいて水分を欲した時、「みず」という言葉が出ました!更に「ちょうだい」まで。
そこからはどんどん言葉が溢れ、一人言や鼻歌も出てきています。
言葉に悩んだら、一度じっくり観察してみてください。今まで気づかなかった原因に気がつくかもしれません。

new territory

発達障害のお子様に特化したトレーニング教室

0コメント

  • 1000 / 1000